ある貧しい　少女が　　　　
　　　　遠くで治療中の母親の為に　

　　孤児院の、心ある婦長さんの好意　で　比較的治安の良い　ソウル郊外の
路上での
　　短時間就業を　許可された。

　　　日本?でいう　靴磨きや　簡単な
　小間物扱い、トラベラーへの口頭道案内だったそう。　

　　施設に戻ると　キラキラした✴目で
　婦長に　売り上げと　今日の様子を
報告。
　　勿論　彼女の懐にも　蓄えは渡すもの、紙幣より、かたくなに　コインの　受取りを　請うたそう。　

　思議感を抱きながら　彼女にコインを渡すと　握りしめ、
　施設に程近い　電話Box. へダッシュ。

間のあと、　さらに溢れんばかりの　
輝きを纏って　小躍りで　帰院。

　汗と、冷え、時に涙と引換えに得た小さな円い固まりは　
　彼女にとって　「お金」ではなく、
　あくまで、離れた母親の　声を、愛情を　受け取る　「ツール」以外の　何物でもなかったことに　寮母陣が　気づくのは暫く経ってからだったそう。



　昨日の部屋の大整理で、帰国後、
換金し損ねていた　外貨が出てきた。　
私のじゃなく、ソウルに行っていた　
さくらの、兄弟のものだ。レートも変わってるし　替わった金額　そのままやるよ♪　と彼。　彼は　そういうシンポジウムに　熱をいれてた。　あ、今も元気ですよ。

なかなか　大人だなあと思った。　
　おっちょこちょいで　間抜けな　私は
貴方に多大に支えられてきた。　

愛してるぜい。
風邪引くなね～！
早めにタイヤ交換しなせ～！　
いちじく食べ過ぎんなね～！

　　彼が　現地のそういう類いの施設を　訪れた際に聞いたそうだ。
　

　新潟も、クリスマスソングが　少しずつ流れ始め、イルミネーション話がちらほら浮上し始める　シーズン。　

　暖まりたいですねぇ♪　Body も　Heartも　。　　


Hotto に　motto 湯タンポになりたい　 さくら